『NHK出版 学びのきほん ここちよさの建築 (教養・文化シリーズ)』
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出版社 : NHK出版
発売日 : 2023/4/24
ISBN:4144072932
「自分」だけの住まいの幸福論
オンラインで人とつながることが増え、多くの時間を家で過ごすようになった今、私たちがより幸せに住まうためにはどうすればいいのか。本書では「建築と建物の違い」「建築を形作る用・強・美」 など、建築家が重視する「建築のそもそも」を学ぶことで、自分の住まいのあり方を捉え直していく。その上で、「好きなものを集める」「ホッとする空間をつくる」「手入れする」など、身近なところから「ここちよい住まいの作り方」を提案する、実践的入門書。
目次
第1章 そもそも建築って何?
第2章 建築を読み取ろう
第3章 身体で空間を感じよう
第4章 ここちよい住まいの作り方
読書メモ
生・死・労働が住まいから切り離された
方丈記
“所をおもひ定めざるがゆゑに、地をしめて造らず。土居をくみ、うちおほひをふきて、つぎめごとにかけがねをかけたり。もし心にかなはぬことあらば、やすく外へうつさむがためなり”
建築と建物
建物:物質そのもの、物理的実体
建築:ある価値を実現するために意図を持ってつくられた建物、あるいはそうした意図によって顕在化する考え方
空間と場所
空間:主体である人間のまわりを包むこむようにあるもの(人間が知覚することで成立する)
場所:単位として二次元で計測するもの
建築の基本
用・強・美
ウィトルリウス『建築書』「強さと用と美の理が保たれるようになさるべきである」
建築は科学と芸術の組み合わせ
平面図、断面図、立面図
モダニズム建築
「空間・人・場所」から場所を切り離す
装飾を排し、合理性を追求。シンプル、真っ白、均質的
場所を選ばない
住宅は住むための機械である(コルビュジエ)
住宅をつくる際の五つのルール(近代建築五原則)→建築の抽象化・普遍化
住宅を大地から持ち上げられる「ピロティ」
用途を自由に考えられる「自由な平面」
「自由な立面」
「水平連続窓」
「屋上庭園」
ガラス張りの建物(バウハウスの学長も努めたミースが提唱)
Less is More
身体で感じる
モデュロール
身体の普遍性を求めたとも言える
「健康的な西洋人男性」という幻想なのではないか?
違和感を大切にする
ここちよさの七つの条件
ホッとする
好きなものを集める
思いを馳せる
何かしたくなる
変化する
愛着をもつ
他者を招く
生き延びるための建築からさらに一歩先に進めたもの→「幸せに生きる」